「破戒」 島崎藤村
レポート書くためにさっき流し読みしたんだけど・・・
すっげえ感動した・・・・(ノд`)
読んでる間、ひたすら胃がモヤモヤして気持ち悪いの。
だって、被差別部落なんてさ。いまのあたしたちにはほぼ、関わりないじゃん。少なくとも、表立って出てくる問題じゃないじゃん。とくに、あたしたちの世代なんて。
それが。。。
どうして?どうして??って、息苦しくって涙でそうになるの。
だって、何にも悪いことしてないんだよ?
ただ生まれた場所が、お父さんとお母さんが、そこの出身だったってだけなのに。
そもそも、その階級自体、どっかのエライ人が勝手に言い出したことなのにさ。
苦しくてやるせなくって、でもこのモヤモヤをどこにぶつければいいか分かんない。
もしかしたら、あたしの先祖も、ああやって言ってる側だったのかもよ?
もしかしたら、言われてる側だったのかもよ?
この本が出た当時も、まだ問題になってたみたいだ。
っていうか、実際、けっこう最近まであったんだよね。
昔、中学の社会の授業で、先生がちょっとだけこの話に触れた。
そのときはあんまり教えちゃダメなんだって言って深く話さなかったけど。
腫れ物に触るみたいだった。
無知でよかった。
こんなこと言ったり、言われたりするのは、いやだ。
知らないほうがいいこともあるってこんなことだ。
でも、それは何も知らないのがいいって言いたいわけじゃなくて。
こういう残酷な歴史を知った上で、あたしは無知でありたいと思う。